<国勢調査>人口13億、うち1300万人が一人っ子政策違反の無戸籍者と判明―中国

Record China    2011年5月2日(月) 11時42分

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1日、中国国家統計局の馬建堂局長は昨年実施した国勢調査の結果、無戸籍者は約1300万に上り、そのほとんどは一人っ子政策違反の子どもだったと表明した。写真は男の子が欲しいため、河南省洛陽市の人里離れた山奥で暮らす袁さん夫妻。すでに5人の女の子がいる。

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2011年5月1日、中国国家統計局の馬建堂(マー・ジエンタン)局長は昨年10年ぶりに実施した国勢調査の結果、無戸籍者は約1300万に上り、そのほとんどは一人っ子政策違反で生まれたいわゆる「闇っ子」だったと表明した。新京報が伝えた。

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今回の調査では「闇っ子」も含めた正確な人口の把握が重点に置かれ、馬局長が調査前から「一人っ子政策違反の子供を正直に申告した場合、『社会扶養費』の額を低くする」と宣言するなど、対策が取られてきた。

中国は夫婦1組につき原則として子供を1人しか持てない「一人っ子政策」をとっており、2人目以降は罰として年収の3〜10倍の「社会扶養費」が徴収される。これを逃れるため、出生届を出さないケースが後を絶たず、「闇っ子」の存在が早くから問題視されてきた。

今回の第6回国勢調査の結果は先月28日に発表され、中国本土(香港、マカオ、台湾を除く)の総人口は13億3972万4852人に達したことが分かった。前回調査(2000年)比7390万人増で、人口増加数は1990年〜2000年より約5600万人少なかった。

また、労働人口(満15歳〜60歳)は9億2148万人で2000年の8億2500万人から1億人近く増加した。馬局長は「中国の労働資源は『十二五(第12次五カ年計画:2011〜2015年)』期間中は十分余裕があると見てよい。だが、2013年以降は減少に転じ、2020年以降はその勢いが加速する」との予測を示した。(翻訳・編集/NN)

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