2400年以上前の青銅器に残されていたのは「犬肉スープ」―陝西省西安市

Record China    2011年4月2日(土) 1時16分

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1日、中国・陝西省西安市郊外で昨年末に発見された2400年以上前の青銅製の鼎(かなえ)に入っていた液体は「犬肉スープ」であることが分かった。

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2011年4月1日、中国・陝西省西安市郊外で昨年末に発見された2400年以上前の青銅製の鼎(かなえ)に入っていた液体は「犬肉スープ」であることが分かった。新華社が伝えた。

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青銅製の鼎は高さ約20センチで、戦国時代(紀元前403〜前221年)の墓から発見された。フタを開けると緑色の液体が半分ほど入っており、その中に動物の骨のようなものも混ざっていた。長期間漬けられていたためか、緑色に変色していた。液体が残っていたのは、鼎が密封されていたためとみられる。

陝西省考古研究院隋唐考古部の劉呆運(リウ・ダイユン)部長によると、この骨を専門家が鑑定したところ、1歳未満のオスの子犬の骨であることが分かった。このことから、鼎で煮込んだ犬肉スープがそのまま残されていたものとみられている。

このほか、同時に見つかった別の青銅器から酒に似た液体も見つかったことから、専門家は、墓の主は当時の貴族で生前は酒と肉を好み、遺族がこれらを埋葬の際にともに葬ったとみている。(翻訳・編集/NN)

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