ブランドそのものがニセモノ!海外ブランドを騙った国産商品、消費者の信頼に悪影響―香港紙

Record China    2011年3月29日(火) 18時3分

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28日、中国で海外の有名ブランド品が身近な存在になったものの、その多くは「メイド・イン・チャイナ」で、実はブランドそのものも海外のものではないと、香港紙が報じた。

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2011年3月28日、環球時報によると、中国では海外の有名ブランド品が身近な存在になったものの、その中には「メイド・イン・チャイナ」であるばかりでなく、デザインも、実はブランドそのものも海外のものではない「偽ブランド」だと、香港の英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポストが報じた。

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「海外で著名なブランド」とうたっているものの、その実は純国産ブランドであるというメーカー製品が中国では広く浸透しており、ハイファッションの代表的な存在として知られている。国内の高級デパートで40店舗を展開する「GIMO RENZI」はイタリアのブランドとされているが、その生産工場の所在地には該当する企業はなく、イタリア本国でも商標登録がされていない。こうした海外ブランドを騙(かた)った中国ブランドは中国には複数存在しているという。

中国ブランド管理研究センターの専門家は、「このようなブランドはすべて中国企業によるものだ」と指摘している。単なる海外ブランドのコピー商品であれば、製品そのものは取り締まりの対象になるが、こうしたメーカーの製品は、名目上は独自のブランドであるために取り締まりの対象にはなりにくい。こうした商品は安価なこともあり、ブランド好きの中国本土の消費者から人気も高い。海外ブランドに対する崇拝や国産製品への不信感といった消費者の心理を突いたこうした商法が、国内消費者の信頼感に悪影響を与えている。(翻訳・編集/岡田)

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