人民解放軍と自衛隊の将校が紙上対談、「協力して被災地の救済を」―中国紙

Record China    2011年3月26日(土) 5時58分

拡大

24日、中国人民解放軍と自衛隊の将校が、中国共産党系新聞で紙上対談を行った。写真は17日、東日本大震災の犠牲者を悼むため、半旗を掲げた在中国日本大使館。

(1 / 2 枚)

2011年3月24日、中国人民解放軍と自衛隊の将校が紙上対談を行った。環球時報が伝えた。

その他の写真

記事によると、対談を行ったのは、中国人民解放軍の楊毅(ヤン・イー)海軍少将と在中国日本大使館国防武官で海上自衛隊大佐の山本勝也氏。東日本大震災を受け、双方は「被災地の救済を日中防衛協力の新たな出発点にする」ことで意見が一致した。

楊少将は「中日間の軍事面での不信感は根強い。安全保障上の協力関係を着実に進めていくことが、両国にとって非常に重要」とした上で、「中国の軍備増強に対し、日本が懸念を抱くのは理解できる。だが、中国の軍事装備は日本よりまだかなり遅れている。双方は意思の疎通を深め、協力関係を強化し、ウィンウィンを実現すべき。他の2国間または多国間の軍事同盟を通じてどちらか一方に軍事圧力をかけるような真似はすべきではない」と強調した。

一方、山本氏は「昨年秋の東シナ海問題で日中関係は悪化したが、アデン湾での護衛協力は中断されていない。これは今後の国際安全保障の枠組みにおける日中防衛協力の良い手本となった」と述べた。また、「我々は、姿かたちは似ていても、全く異なる価値観や考え方を持っている。対等な立場で交流を進めることが必要。今は東シナ海などの問題は棚上げし、国際協力を手始めに、交流と協力を推進していくべきだ」との考えを示した。(翻訳・編集/NN)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携