米メーカーの多くがアジアから工場撤退か―英メディア

Record China    2011年3月23日(水) 9時1分

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21日、物流と輸送コストの上昇により、多くの米大手メーカーが生産工場を本国か南米に移すことを検討している。写真はボーイング747。

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2011年3月21日、総合コンサルティング会社、アクセンチュアが発表した報告によると、物流と輸送コストの上昇により、多くの米大手メーカーが生産工場を本国か南米に移すことを検討している。英フィナンシャル・タイムズの中国語版ウェブサイトが伝えた。以下はその内容。

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日本で起きた大地震と津波により、世界のサプライチェーンはバッサリと寸断されてしまった。どんなに世界的なメーカーでも要となる部品がなければ、受身の姿勢で待つしかないという状況に陥る。例えば、米ルイジアナ州にあるゼネラル・モーターズ(GM)も日本から部品が送られてこないため、近く操業停止になる予定。また、ボーイング787ドリームライナーは3分の1以上の部品を日本企業で作っていた。

日本で起きた問題は、大手メーカーに世界のサプライチェーンのリスクを見直すきっかけを与えた。報告によると、メーカー幹部の約61%が「製造や供給部門を本国に移すか近隣国へのアウトソーシング(ニアショアリング)に切り替えることを検討したことがある」と回答しており、今後3年以内に工場の移転ブームが起きる可能性が高いとの見方を示す。米国の大手メーカーは生産部門をアジアから米国または南米に移すことになるという。(翻訳・編集/NN)

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