中国人が韓国でもブランド買い漁り、「中国は関税が高いから」―韓国紙

Record China    2011年2月28日(月) 18時58分

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26日、中国人観光客が大挙して韓国でブランド物を買い漁っているという。資料写真。

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2011年2月26日、韓国紙・朝鮮日報によると、中国人観光客が大挙して韓国でブランド物を買い漁っている。中国新聞社が伝えた。

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先日、韓国の江南(カンナム)区の新沙洞(シンサドン)にあるエルメス専門店に、再び得意客が訪れた。昨年2億ウォン(約1400万円)近く購入した中国人客だ。この日はバッグや洋服、カップなど1億ウォン(約700万円)以上をお買い上げ。この客は、中国ではブランド物が高いため富裕層は海外に行って買うのだと話す。

「物価が安ければブランド品の価格も安いというのは間違いだ」と記事は指摘。業界関係者によると、中国におけるブランド品価格は韓国と比べて約20%高いという。中国ではブランド物にかかる輸入関税率が20%、付加価値税率が17%となっており、韓国ではそれぞれ8〜13%、10%前後と低い。英紙フィナンシャル・タイムズなどの分析資料によれば、ルイ・ヴィトンを例にとると、フランスの小売価格を100とすると、米国が118、香港が120、中国が140となる。韓国は香港よりも若干高いという。

投資会社CLSAが最近発表した分析資料によると、中国国内でブランド品を買う中国人消費者の割合は45%、欧州で購入する中国人消費者が26%、香港が10%、米国が6%となっている。海外でブランド品を購入する中国人の勢いは止まらず、2020年までに全世界のブランド品の44%を中国人が消費するようになるとみられている。

韓国では、中国人の顧客をシャンパンでもてなし、購入した商品をホテルまで届けるサービスをする店も出てきた。業界関係者は「不景気では価格調整が慣例だが、ここ数年は中国人客の激増のおかげで値下げする必要もなくなった」と明かした。(翻訳・編集/中原)

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