2011年2月14日、香港紙・文匯報によると、人民元切り上げや原材料である綿の価格高騰に加え、人件費などのコスト急上昇が香港資本のアパレル企業を直撃している。中国新聞網が伝えた。

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アパレル企業が集まる広東省で最近、最低賃金が18％引き上げられたことなどにより、企業は値上げや生産制限などで対応するほか、より安価で豊富な労働力を見込めるASEAN諸国、とくに税制面で優遇されるベトナムやカンボジアに工場を移す動きを強めている。

香港貿易発展局の関係者は、多くの香港企業が税制面での優遇措置や安価で豊富な労働力が魅力のベトナムに生産拠点を移転しつつあると指摘。ベトナム移転を終えたある企業は、ベトナムは外資を誘致し始めた頃の中国とよく似ており、移転を考えている企業も多いと話している。（翻訳・編集/岡田）