詰め込みと模倣ばかり……子どもの創造力を摘み取る中国式教育―中国誌

Record China    2011年2月13日(日) 16時44分

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9日、雑誌「瞭望週刊」は記事「中国の幼児教育は子どもの創造力を早いうちに摘み取っている=専門家が指摘」を掲載した。今、中国にはクリエイティブな人材が求められているが、教育体制が整っていないという。写真は山東省の小学校。

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2011年2月9日、雑誌「瞭望週刊」は記事「中国の幼児教育は子どもの創造力を早いうちに摘み取っている=専門家が指摘」を掲載した。以下はその内容。

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改革開放から30年、中国は新たなスタートラインに立った。今や人的資源、労働力、財力には事欠かない。不足しているのは創造力とイノベーションの動力だ。クリエイティブな人材を育成するためには相応の環境が必要。しかし中国の幼児教育、大学教育、そして徳育には問題があるようだ。

子どもに過度な期待を持ち、スパルタ教育を敢行する中国。しかし人から習うことばかりでは、クリエイティブな発想は生まれない。子ども時代の好奇心を重んじる欧米の教育とは全く違う。大学にしても受験勉強のための勉強ばかりが重んじられ、大学に入ってから専門分野について、社会について独自の理解を深めるということが重視されていない。

そして大事な意味を持つ徳育も軽んじられている。教育の産業化が進み、学校は好成績を挙げることばかりを考え、子どもたちにマナーを教えていないのだ。中国人は学ぶ能力、模倣する能力にかけてはきわめて優れている。それは世界が恐れるほど。実際、「パクリ」に長けた人材がどれほどいることか。しかしこうした状況でどれだけの中国企業が研究開発に取り組めるというのか。(翻訳・編集/KT)

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