実は賄賂?高額のお歳暮を換金できる買い取り店が氾濫―中国

Record China    2011年1月30日(日) 10時4分

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27日、中国メディアは、贈答品買い取り店が氾濫し、高額の贈り物がなかば賄賂のようになっている現状に苦言を呈した。写真は中国の贈答品買い取り店。

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2011年1月27日、人民網は「現代社会には儒教の『礼』文化を復活させることが必要だ」と題した記事を掲載した。

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間もなく旧正月を迎える中国では、一部店舗に「贈答品、買い取ります」の札がかかっている。酒、たばこ、冬虫夏草……。高額の贈答品はこうした店や贈答品買い取りのウェブサイトでお金に換えられている。

なるほど旧正月前後は贈答品が飛び交い、一家では食べきれない、使い切れないという問題もあるだろう。売却すれば、ある意味では無駄を防げるというプラスの側面もあるかもしれない。しかし「贈答品買い取り」は高額の贈り物を金に換え、「灰色収入」(違法かどうかグレーゾーンの収入)を生み出すという問題もある。

問題は高額の贈答品をもらい受ける官僚の汚職にある。中華民族は古来、「礼儀の国」を自称してきた。しかし贈答品(中国語で「礼品」と表記)の値段ではなく、気持ちを伝える社会にしなければならない。中国にも「千里、鵝毛を送る」(贈り物はたわいのないものでも、気持ちがこもっている)との故事成語があるではないか。

現代社会はこうした儒教の「礼」文化を再生することが求められていると記事は指摘した。(翻訳・編集/KT)

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