<中国気になる話>天安門広場脇に巨大孔子像=封建主義の象徴から資本主義の象徴へ―北京市

Record China    2011年1月13日(木) 19時14分

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13日、ブログ「Kinbricks Now」は北京市天安門広場に登場した孔子像について取り上げた。北京観光の新たな目玉として期待されている。

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2011年1月13日、ブログ「Kinbricks Now」は北京市天安門広場に登場した孔子像について取り上げた。北京観光の新たな目玉として期待されている。

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11日、北京市天安門広場の東隣に高さ9.5メートルの孔子像が設置された。孔子像が設置されたのは、天安門広場に隣接する中国国家博物館の入り口。青銅製の像は高さ9.5メートル、重さ17トンという巨大さで、早くも道行く人の注目を集めていた。国家博物館関係者は、銅像は博物館の建築と相まって、中華文化の悠久の輝きと活気あふれる状況を示すものとコメントしている。

一方で、毛沢東の遺体が安置されている天安門広場の毛主席記念館のすぐ隣に巨大な孔子像が登場したことを皮肉に思う人もいるようだ。かつて孔子と儒教は封建主義の象徴とされ、中国共産党が打倒を目指す敵であった。しかし、今や中国文明の象徴として肯定的な評価へと180度変わった。

中国のあるブログは「中国共産党成立90周年の今年、天安門広場脇に孔子像が登場したことは極めて風刺的だ。時代に逆行した、封建主義を象徴する孔子像が、共産党の心臓にして毛主席の眠る地に出現したことは、社会主義を歩んできた中国の未来が再び変化しつつあることを示すものだ」と評している。(筆者:chinanews)

■中国在住経験を持つ翻訳者Chinanews氏は、ニュースサイト「Kinbricks Now」を運営。ネットの流行から社会事情、事件、スポーツ、芸能など中国関連のトピックを幅広く紹介している。

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