タバコ規制はなぜ実現しない?市民意識の欠如が最大の問題―中国

Record China    2011年1月10日(月) 11時52分

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8日、中国経済網は記事「タバコ規制、『公約違反』の原因はなんだ?」を掲載。タバコ規制が一向に進まない理由を考察している。写真は2010年5月、湖北省の病院。院内での喫煙者に警告する監督員が任命された。

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2010年1月8日、中国経済網は「タバコ規制、『公約違反』の原因はなんだ?」と題した記事を掲載した。

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現在、中国では年120万人がタバコが原因で死亡している。この数字は2030年には350万人にまで上昇すると予想されている。こうした中、中国は世界保健機関(WHO)の「タバコ規制枠組条約」に加盟したが、先日、WHOが発表した報告書によると、中国の条約実行状況はわずか37.3点。100カ国を越える加盟国の中でもほぼ最低ランクとなった。

なぜ「タバコ規制枠組条約」の公約を守れなかったのか?第一の問題は「利益」。地方の主力産業であり、大口納税企業であり、多くの雇用をもたらすタバコ産業を規制できなかった。また、条約履行業務グループのトップである工業情報化部は、一方で下部組織に国家タバコ専売局を抱えており、タバコ規制は自らの利益を削る矛盾した状況に置かれていた。

また中国の国情も問題だ。いいタバコ、いい酒は身分と権力のシンボルとして重要視されている。そして最も問題なのが中国国民が「市民意識」を欠いていること。何かを行う場合、まずは自分の所属する機関の利益を考えてしまい、国民全体の公益を考えない。

インターネットで紹介されていた「中国式道徳」についての論評が状況をよく表している。自分は軽薄なのに、他人には聖者になれと要求する。自分は貪欲なのに、他人には清貧であれと。自分は薄情なのに他人には動物を愛せと。自分は権力の亡者なのに、他人には李剛を憎めと(李剛事件は交通事故を起こした青年が「自分の父は警察幹部の李剛だぞ」と被害者に凄んだ事件)。自分は華美を愛するのに、他人には地球を愛せと求めている。これに付け加えるならば、自分はタバコをやめないのに、どうして他人の禁煙を語れるだろうか?(翻訳・編集/KT)

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