2011年1月5日、環球網によると、「カジノの街」として知られるマカオの2010年の売上額が過去最高を記録した。06年には米ラスベガスを抜いて世界一となった。

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マカオ統計局が4日に発表したところによれば、2010年のマカオのカジノ収入は1883億4300万パタカ（約1兆9467億円）で、前年比57．8％増と激増した。昨年12月のカジノ収入は188億8000万パタカ（約1951億円）で、単月としても過去最高を記録した。

世界的金融危機の影響により、マカオのカジノは一時的に客足が遠のいたものの、全体を通じて見てみると過去8年間にわたって平均31％増という高い成長を続けており、その市場規模は米ラスベガスの4倍に達している。

CLSA証券のアジア担当責任者は、マカオのカジノ収入の大幅増加の背景には中国の富裕層が姿を現すようになったことがあると指摘。2010年のカジノ収入は前年比57．8％増だったが、VIP客からの収入は73％増だった。顧客全体に占める割合は10％にも満たないものの、彼らの消費額は売り上げ全体の70％以上を占めているという。（翻訳・編集/岡田）