北朝鮮問題に対する中国の優柔不断さに米韓がいらだち―香港メディア

Record China    2010年12月3日(金) 11時11分

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1日、朝鮮半島情勢が緊張を増す中、“平和の使者”の役割を担ってきた中国がどう仲裁するのか、世界中の注目が集まっている。写真は10月、北朝鮮労働党創建65周年を記念して平壌で行われた「アリラン」の公演。

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2010年12月1日、朝鮮半島情勢が緊張を増す中、“平和の使者”の役割を担ってきた中国がどう仲裁するのか、世界中の注目が集まっている。中国評論新聞が伝えた。以下はその内容。

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朝鮮半島が過去数十年来で最も緊張した状況にある中、世界が新たに認定した超大国・中国が影響力を発揮すべく立ち上がった。中国は載秉国(ダイ・ビングオ)国務委員を韓国に派遣。李明博(イ・ミョンバク)大統領と会談し、帰国後は6カ国協議の首席代表に緊急会合を呼び掛けた。だが、米韓を始めとする世界が求めていることは、そんなことではない。世界は載国務委員を平壌に送り込み、「韓国と北朝鮮のケンカを力づくで止めさせる」ことを願っている。金正日(キム・ジョンイル)総書記と28歳の後継者、正恩(ジョンウン)氏に挑発的な行為はやめなければならない、と思い知らせてほしいのだ。

だが、中国の態度は良く言えば耳がよく聞こえない、悪く言えば全く態度が煮え切らない。中国はいまだに北朝鮮を批判せず、6カ国協議の再開を呼び掛けるだけ。だが、今の状況で協議を開いても意味がないだろう。載国務委員と李大統領との会談は2時間10分にも及んだが、同席した韓国の官僚の印象は「中国も苦しい立場に立たされている」ということ。中国と北朝鮮の関係が今後の中国にマイナス作用をもたらすことは中国自身も分かってはいるが、いまだに公式な立場を変えようとはしない。

中国の北朝鮮に対する影響力低下を指摘する声もあるが、決してそんなことはない。北京は平壌の生命線と言っても良い存在だ。北朝鮮はエネルギーのほとんどを中国に頼っている。02年〜07年、北京の平壌への輸出額は1億1800万ドルから4億200万ドルにまで跳ね上がった。中国が金総書記をつつくことはいくらでも可能なのだ。だが、問題は中国が本当にそうしようと思うかどうかである。(翻訳・編集/NN)

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