2010年11月15日、環球時報は、ノーベル平和賞に対抗するべく中国は「孔子平和賞」を設立するべきというコラムを掲載した。23日、シンガポール華字紙・聯合早報が伝えた。

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コラムの寄稿者は、スイス・チューリヒ州立銀行北京代表処の劉志勤（リウ・ジーチン）主席代表。中国の民間機構が「孔子平和賞」を設立し、ノーベル平和賞同様、世界から平和に貢献した人を選出するべきだと主張した。

その狙いは中国の発言権確保。今年のノーベル平和賞は国家政権転覆扇動罪で服役中の中国民主化活動家・劉暁波（リウ・シャオボー）氏が受賞した。中国政府は「中国の犯罪者に賞を与えた」と強く反発。ノーベル平和賞受賞式典に参加しないよう各国に圧力をかけた。ノーベル平和賞選考委員会関係者は、式典不参加の圧力はきわめて異例だと指摘し、ノーベル平和賞に対する中国の反発はさらに一段階高まったと分析している。（翻訳・編集/KT）