大気汚染が復活したのは万博閉幕とは無関係、「風向きが変わったせい」―上海市

Record China    2010年11月23日(火) 23時2分

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23日、万博の閉幕に伴い大気汚染対策が緩んだせいで、もとの汚い空気に戻ったと言われている上海市の環境当局主任が、「汚染は季節性のものだ」と反論した。写真は16日、「万博会場が一望できる場所」として名高い上海の盧浦大橋で記念写真を撮る観光客。

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2010年11月23日、万博の閉幕に伴い大気汚染対策が緩んだせいで、もとの汚い空気に戻ったと言われている上海市の環境当局主任が、「汚染は季節性のものだ」と反論した。東方網が伝えた。

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上海では万博開幕に合わせ、大気汚染対策を徹底したことが奏功し、今年の夏は「街中でも星が見えた」と市民が驚くほど空気がきれいになった。ところが、万博が閉幕し、こうした対策が緩和されたことで、一気に空気が悪くなったと言われている。

これに対し、市環境観測センター大気室の伏晴艶(フー・チンイエン)主任は「(空気が悪くなったのは)万博が終わったせいではない」と反論。これは典型的な季節性のもので、11月に入って風向きが変わり、内陸部から汚染された空気が流れ込むようになったせいだと主張した。

伏主任は、「万博開催中は工場をすべて操業停止にするなど過激な措置は取っていない」と説明。会期中の空気がきれいだった理由は▽年間で空気の質が最も良くなる5〜10月を選ぶという賢明な判断のおかげ▽10年近くに及ぶ大気汚染対策が実を結んだため、と強調した。(翻訳・編集/NN)

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