<一人っ子政策>胎児の性別判別薬がバカ売れ!抑えられない計画出産の違法行為―中国

Record China    2010年11月16日(火) 11時21分

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15日、胎児の性別が判別できるとされる薬品が、中国で爆発的に売れているという。写真は北京で行われた100人の乳児の同時水泳。

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2010年11月15日、京華時報によると、胎児の性別が判別できるとされる薬品が、中国で爆発的に売れているという。

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記事によると、それは「験胎霊」という中国語名の米国製の薬品。早朝尿を使って検査すれば、10分で結果が出るという。インターネット上で1箱780元(約9300円)ほどで購入できる。しかし出産前に胎児の性別を判定するのは明らかに中国の計画出産に関する法律に違反しており、当局の管理体制における矛盾が明るみに出た形だ。

同薬品は、妊娠6週間以上の妊婦なら使用可能で、結果がオレンジ色なら女の子、緑色なら男の子との判別結果。90%以上の確率で正確に判別できるという。

同薬品の販売ホームページは米国で登記されたものであり、その子会社が香港に設立され、販売業者は香港子会社の代理店という形をとっている。米国での販売価格は約34ドル。ただし、多くの専門家が同薬品の判別効果の信憑性に疑問を呈しており、米国で「判別成功率99%」をうたった類似品販売会社が倒産するなどしている。

中国国家食品薬品監督管理局、公安部、工業情報化部は共同で対策に乗り出し、インターネットサイト上における虚偽情報の発布、違法な薬品販売などに対する3カ月間の摘発キャンペーンを開始した。「験胎霊」のホームページにはすでにアクセスできなくなっている。(翻訳・編集/津野尾)

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