<在日中国人のブログ>東京女性の「晩産化」傾向進む、その原因とは?

Record China    2010年11月9日(火) 16時6分

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6日、華字紙・日本新華僑報の蒋豊編集長は「東京女性の晩産化進む、原因はさまざま」と題した記事を中国のブログサイトに発表した。資料写真。

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2010年11月6日、華字紙・日本新華僑報の蒋豊(ジアン・フォン)編集長は「東京女性の晩産化進む、原因はさまざま」と題した記事を中国のブログサイトに発表した。以下はその内容。

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東京では「晩婚」だけでなく「晩産」も進んでいるらしい。都の統計によると、35〜39歳で出産する女性が増えており、2009年には初めて25〜29歳を超えた。40代が占める割合も全国平均を大きく上回っている。2009年の都内の出産数は前年比0.6%増の10万6613人で、4年連続の増加を達成した。母親の年齢別では、30〜34歳が4万1124人、35〜39歳が2万7015人、25〜29歳が2万5318人だった。

そのうち、35〜39歳の増加幅は5.6%に上り、全国平均の4.7%を上回った。この年齢層が全体に占める割合も25.3%で、全国平均の19.6%を大きく超えている。40〜49歳も4.7%に達し、全国平均の2.9%を超えた。厚生労働省の2009年の人口動態統計(確定数)によると、35〜39歳で出産した女性の数は20万9706人で、1995年(10万53人)の2倍以上に達している。

こうした「晩産化」の原因について、日本メディアは「働く女性が増えたこと」を上げているが、これは原因の1つに過ぎないだろう。女性だって仕事に専念したければ、とても子育てどころではない。男性中心の日本社会で競争に打ち勝つには、男性以上に働かなければならないという現実もある。

保育所不足も深刻な社会問題だ。日本政府は迅速に手を打たず、働く女性の悩みを解決してこなかった。それどころか、保育所の建設経費を削減しようとまでしている。預けるところがなければ安心して子供を産めない。「晩産化」が進むのも納得だ。

さらに原因を探っていけば、皇太子妃雅子様の「晩産」も働く女性に大きな影響を与えたともいえるだろう。だが、「晩産化」の原因の1つが「高学歴の女性が増えたこと」だと言われることには少々納得がいかない。たくさん勉強をしてきた女性ほど、子どもを早く生みたくない?これはあまり説得力のある考えとは思わないのだが。(翻訳・編集/NN)

●蒋豊(ジアン・フォン)

25年以上にわたってメディアの仕事に携わる。99年創刊で年間発行部数324万部を誇る日本の中国語紙・日本新華僑報編集長。

※本記事は筆者の承諾を得て掲載したものです。

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