アン・リー監督が東京国際映画祭に「心痛む」、ヴェネチアで苦い経験も―台湾

Record China    2010年10月31日(日) 16時46分

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30日、アン・リー監督が、出身校・台湾芸術大学から名誉博士号を受賞。「第23回東京国際映画祭」での中国とのトラブルを語った。

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2010年10月30日、著名映画監督のアン・リー(李安)が、出身校・台湾芸術大学から名誉博士号を受賞。「第23回東京国際映画祭」での中国とのトラブルを語った。自由時報が伝えた。

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開催中の「第23回東京国際映画祭」では、中国代表団が台湾代表団に対し「中国台湾」の名称を使うよう要求、主催側にも抗議したため大きなトラブルに発展。「ブロークバック・マウンテン」や「ラスト、コーション」で知られ、台湾が誇る映画人アン・リー監督は30日、母校・台湾芸術大学で行われた名誉博士号の受賞式で、このトラブルについて「心が痛む」と語った。

リー監督によると、2007年に「ラスト、コーション」で「第64回ヴェネチア国際映画祭」に参加した際も、「台湾」の名称に中国から抗議があったが、完全に表面化したのは今回が初めてのこと。

今回の中国からの圧力についてリー監督は、“台湾で芸術に関わる立場として、実力こそが唯一の力であり、いい映画を生み出す事こそ最も重要”とコメント。作品で国際的な実力をたくわえるため、「他人の2倍と言わず、何倍もの力をつけないといけない」と語り、あくまで政治とは境界線を引く考えを明らかにしていた。(翻訳・編集/Mathilda

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