中国人不法労働者、韓国で8万人超!ツアー客集団失踪事件も「国家の恥」―中国メディア

Record China    2010年10月22日(金) 17時31分

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21日、韓国に不法滞在する中国人の数が8万人を突破。同国の不法滞在者総数の46.2%を占める彼ら同様、先日、集団失踪した中国人ツアー客にも「国家のイメージを損ねる」との非難が集中している。写真は済州島。

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2010年10月21日、急速な経済発展にともない海外旅行に出かける中国人の数は急増している。特に、日本と韓国が実施した査証発給要件の緩和で、両国へはより多くの中国人の渡航が可能になった。その一方で、就労目的で韓国に不法滞在する中国人も増加。済州島で最近発生した「中国人ツアー客集団失踪事件」により、中国人観光客は世界各国の警戒対象となり、中国の国家イメージは著しく傷つけられた。中国新聞社が伝えた。

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今月17日、イタリアの豪華客船で済州島を訪れた中国人ツアー客44人が集団失踪した。これまでに12人が保護され、うち11人が中国に送還されたが、残る32人の行方はいまだにつかめていない。現地当局によると、済州島で発生した中国人失踪事件は今回が初めてではなく、今月10日にも中国人2人が行方をくらましている。済州島上陸には中国人はビザ不要。しかし、空路での入国手続きは比較的厳しいため、船での不法入国が今後増えると現地警察はみている。

韓国出入国管理局の発表では、2010年6月末の時点で不法滞在を続ける外国人は17万4000人。うち中国人は8万474人で全体の46%を占めている。今回の集団失踪事件について海外在住華人は「海外に住む中国人のイメージが悪くなる」と嘆き、中国のネット上は悲しみと怒りを表す言葉であふれている。中国新聞社は最後に「国家としての中国のイメージを確立するためには政府の努力も必要だが、国民1人1人の努力も必要」とする21日付の日本新華僑報の記事を紹介して結んでいる。(翻訳・編集/本郷)

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