<レコチャ広場>現在の日本は将来の中国=中国の高齢化対策はどうあるべきか?

Record China    2010年10月19日(火) 12時16分

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16日、平均寿命の伸びと一人っ子政策の影響で、世界最速ペースでの高齢化が予想される中国。高齢化問題は次第に人々の注目を集め始めている。鳳凰ブログのある記事は、高齢化問題を取り上げ注目を集めている。写真は南京の老人。

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2010年10月16日、鳳凰ブログに掲載されたエントリー「白髪の中国に99本のバラを贈ろう」は、高齢化問題を取り上げ注目を集めている。平均寿命の伸びと一人っ子政策の影響で、世界最速ペースでの高齢化が予想される中国。高齢化問題は次第に人々の注目を集め始めている。以下はその抄訳。

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旧暦9月9日(太陽暦では2010年10月16日)は重陽節。忘れられた伝統であったが、今では「老人の日」として改めて宣伝されるようになった。国連の基準では60歳以上人口が全体の10%以上を占めるか、65歳以上人口が全体の7%以上を占めた場合に高齢化国家と規定される。現在、中国の高齢人口は1億6700万人。2020年には2億4300万人に達する見通しだ。

問題は労働力不足、老人を支えるための社会的コストが増加すること、そして老人が顧みられなくなるなどの倫理的危機である。日本は1970年に高齢化社会に突入。現在、最も高齢化が深刻な国の一つであり、バブル崩壊からのいわゆる「失われた十年」の要因にも上げられている。2055年には65歳以上人口が3646万人と全体の40.5%を占めると予想されている。

現在の日本は中国の将来である。中国の成長モデルにとっても厳しいチャレンジとなるであろう。先日、高齢化対策として定年を遅らせるとの話が流れたが、きわめて現実的な選択肢だと考える。また、社会の負担については、老人を社会の隅に送り込むのではなく、老人の力を利用する方法を考えるべきだろう。そして倫理の問題については、新たな老人文化を考える必要がある。家庭はすでに空洞化しており、老人は戻ることができなくなってしまった。ならば、定年者に第二の社会参加を促し、老人互助の仕組みを作らなければならない。これは老人ホームとは全く違う発想だ。

バラは生命と活力の象徴である。今、中国の老人たちに99本のバラを贈ろう。長生きができるように、安定した生活が送れるように祈って。(翻訳・編集/KT)

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