偽装結婚移民の取り締まり強化へ、閣僚が北京・香港に協力を要請―カナダ

Record China    2010年9月5日(日) 17時30分

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3日、カナダの市民権・移民・多文化主義担当のジェイソン・ケニー大臣は、間もなく北京、香港を訪問。偽装結婚による不法移民取り締まりのため、中国当局との連携強化を摸索するという。写真は海南省三亜市の民政局で結婚・離婚の申請で列をなす人々。

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2010年9月3日、カナダの市民権・移民・多文化主義担当のジェイソン・ケニー大臣は、間もなく北京、香港を訪問。偽装結婚による不法移民取り締まりのため、中国当局との連携強化を摸索するという。カナダ華字紙・明報が伝えた。

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「配偶者と一緒に住むため」との理由で、カナダへの移民を申請する者は、香港だけで年1万人を超える。しかし、うち50%は偽装結婚だとして否認されている。移民申請全体の否認率は20%で、偽装結婚の問題が突出しているという。

1日、カナダ議会の公聴会に参加したカナダ反偽装移民協会(CAIF)のシンディー・グリーン氏は、取り締まり強化の方針に期待を示している。グリーン氏もまた偽装結婚の被害者の一人。2005年、あるキューバ人男性と知り合い結婚したが、その男性はカナダに住み始めた瞬間に、グリーン氏を避けるようになったという。

明らかに偽装結婚だとしてグリーン氏は当局に調査を求めたが、「単なる結婚の失敗」だとして一蹴された。その後、要請を続けたところ、ようやく当局は調査を実施したが、問題の男性にはすでに妻と4人の子どもがいたことが発覚した。重婚と偽装結婚という罪を犯していたことが明らかになったが、その男性は今なおカナダに在住しているという。(翻訳・編集/KT)

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