留学後の進路、「帰国して就職」はわずかに3割―中国

Record China    2010年8月26日(木) 6時25分

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23日、中国では新学期の9月に入ると留学のための出国シーズンが到来する。最近の調査によると、留学後、「中国に帰国して就職したい」と答えたのはわずかに3割程度だった。写真は10年6月、北京市で行われた北京国際教育博覧会。

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2010年8月23日、北京晩報によると、中国では新学期シーズンの9月に入れば大卒者による就職活動は一段落を迎えるが、これに代わって留学のための出国シーズンが到来する。中国の教育データ調査会社・麦可思(MyCOS)は最近の留学生の動向について調査結果を発表した。これによると、留学後、「中国に帰国して就職したい」と答えたのはわずかに3割程度だった。

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今回の調査によると、中国教育部が定めた「211院校(21世紀の主要100大学)」に含まれる大学卒業生のうち、1.64%が留学。それ以外の学校からは0.69%が留学した。この数字は前年比でそれぞれ0.61%、0.44%の上昇、留学希望者が増加していることが見て取れる。また、2009年度の卒業生の中には、就職活動をせずに留学の準備に取り組む者もいる。

出身地別に見ると、長江デルタ地区の出身者が多い。専攻で見ると、27.6%を工学専攻者が占め、文学が24.7%、管理学が19.5%だった。留学先ではビジネス・マネジメントを専攻する留学生が20.1%、経済学が16.1%だった。

また、留学先で「修士の学位を取得したい」とする学生が多く、7割を占めた。海外留学する理由としては「先進的な教育を受けたい」との答えが最も多く、「先進知識や技術を学びたい」「社会での競争力を高めたい」「外国文化に触れたい」などの答えがこれに次いだ。しかし、留学後については、「国外で短期間、就業したい」との答えが最も多く、「帰国して就職したい」と答えたのはわずかに31%だった。(翻訳・編集/小坂)

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