北京五輪開幕式の「足跡」花火はパクリだった?盗作疑惑で裁判沙汰に―中国

Record China    2010年8月13日(金) 12時22分

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12日、成都商報は、北京五輪開幕式で鮮明な印象を残した「足跡」デザインの花火が、盗作疑惑で裁判沙汰になったと報じた。西安の芸術家・牧源氏は五輪の「足跡」をデザインした蔡国強氏を訴えた。写真は北京五輪開幕式で夜空に浮かぶ足跡。

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2010年8月12日、成都商報は、北京五輪開幕式で鮮明な印象を残した「足跡」デザインの花火が、盗作疑惑で裁判沙汰になったと報じた。

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北京五輪の開幕式。その冒頭は、花火で夜空に描かれた足跡が一歩一歩、メイン会場の国家体育場(通称「鳥の巣」)に近づいていくというものだった。この演出をデザインしたのは蔡国強(ツァイ・グオチアン)氏。開幕式の成功で一気に名を挙げた。

ところが西安市の芸術家・牧源(ムーユエン)氏は、足跡のアイディアは元々自分のもので、蔡氏にパクられたとして訴えた。牧氏は1988年から「足跡」をテーマにした作品を作り続けている。2002年、05年には「大地の芸術・五輪の足跡」と題した企画書を五輪組織委員会に送付し、返事をもらったという。

牧氏のプランは地面に足跡を作るもの。花火で夜空に描く蔡氏のデザインとはその点で異なっているが、第29回五輪を記念し29歩の「足跡」を描くという点では一致している。09年に警告書を送ったが、本人からの返答はないという。「文化人として、良識的に盗作は許せない」と牧氏、盗作行為の中止と謝罪を裁判で求めると話している。(翻訳・編集/KT)

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