女子大学院生、助教授にわいろ渡して「答え教えて」―香港

Record China    2006年12月16日(土) 10時29分

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香港の大学院で学んでいる湖北省出身の女子学生が、助教授に約15万円のわいろを贈り、試験内容と解答を教えるよう求めていたことが分かった。女子学生は犯行を認めている。

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2006年12月15日、「香港明報」の報道によると、香港城市大学で勉強していた中国大陸からの女子大学院生が、数学科の助教授の私書箱に1万元(約15万円)を入れた上で助教授にメールを送り、試験の内容と解答を教えるよう求めていたという。

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この院生は名前を陳静(チェンジン)といいい、湖北(こほく)省武漢(ぶかん)市から今年9月に香港にやって来て、城市大学の数学科の博士課程で学んでいた。

彼女が所属する数学科は、12月16日に期末試験が行われる。その10日前の今月6日、戴暉輝(ダイフイフイ)助教授は、城市大学の郵便箱に入れられた1通の封筒の中に、1万元が入っているのを見つけた。同じ日に彼は、陳静からの匿名のメールを受け取ったが、その中で彼女は自分が数学科の学生であり、現金を封筒に入れた人物であることを明かしていた。そして試験内容と解答を教えるよう依頼がしてあった。

5日後、助教授は同一人物からのメールをさらに2通受け取ったが、それには早く解答を教えるようにと催促がしてあった。助教授は数学科の主任の同行のもと、この件を警察に通報したという。

わいろを贈った犯人を特定するに当たり、戴助教授は警察の指示のもと彼女にメールを出した。その内容は、実際に会うための喫茶店を指定し、そこで試験問題と解答を教えるというものだった。指定した日に喫茶店に現れた陳静に、戴助教授はにせの試験問題を見せ、彼女がそれを書き写している間、警察が彼女を取り囲み逮捕した。

陳被告は香港九龍場裁判所でわいろの罪を認め、6か月間の禁固処分が言い渡された。彼女がわいろとして贈った1万元は、国に没収されることになったという。

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