中国、金市場開放で投資ブームが過熱―海外メディア

Record China    2010年8月10日(火) 6時8分

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3日、中国人民銀行の金市場発展策の発表や中国人の保有資産としての金に対するニーズの増加によって、金市場に対する投資ブームはさらに過熱するだろうと指摘された。写真は中国の金投資会社に展示された金の延べ棒。

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2010年8月3日、ドイツの経済紙フィナンシャル・タイムズ・ドイツ(電子版)は、中国人民銀行(中央銀行)の金市場発展策の発表や中国人の保有資産としての金に対するニーズの増加によって、金市場に対する投資ブームはさらに過熱するだろうと指摘した。6日付で新華網が伝えた。

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中国は世界最大の金産出国であると同時に、インドに次ぐ世界第2の金の消費国でもある。中国人民銀行がこのほど国内銀行に対し、金の流動性を高めることを目的に、海外市場で金ポジションのヘッジを認めるなど、金の輸出入量拡大を許可する方針を発表したことなどによって、中国の金に対する需要はさらに増加し続けるとみられる。

世界の主要金鉱山会社によって構成される非営利団体「ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)」によると、中国の去年の金に対する需要は合計423トンで、うち314トンが中国国内で産出した分でまかなわれた。WGCは中国の金に対する需要は今後10年間で倍増すると予測している。

また、金融危機や欧州の財政危機などの影響で、中国人の保有資産としての金に対するニーズが高まっている。さらに近年、中国人民銀行が金の備蓄を始めており、中国国内における金に対するニーズは増加し続けるとみられている。

こうした状況に、米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)は4日、「金価格の値上がりは、中国が金市場拡大策を採用したとの情報によって支えられている」と報じた。あるアナリストは「株式市場の一部資金がすでに金市場に流入している」と指摘した。(翻訳・編集/HA)

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