<中国気になる話>鉄道車両輸出が絶好調=サウジ、アルゼンチン、マレーシアで立て続けに受注―中国

Record China    2010年7月28日(水) 5時56分

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10年7月、ブログ「Kinbricks now」はエントリー「鉄道車両輸出が絶好調=サウジ、アルゼンチン、マレーシアで立て続けに受注」を掲載。立て続けに輸出契約を獲得した中国の鉄道車両製造について取り上げた。写真は中国版新幹線「調和号」。

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2010年7月、レコードチャイナのライターによるブログ「Kinbricks now」は、エントリー「鉄道車両輸出が絶好調=サウジ、アルゼンチン、マレーシアで立て続けに受注―中国」を掲載。立て続けに輸出契約を獲得した中国の鉄道車両製造について取り上げた。

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中国の鉄道輸出が絶好調だ。今月だけで、サウジアラビアとの機関車10台の販売契約。アルゼンチン向けのディーゼル機関車と客車の輸出契約。そして、マレーシア向け車両輸出契約が締結された。中国はさらに輸出攻勢を強めており、アメリカ、ブラジルの高速鉄道プロジェクト受注にも自信を見せているという。新幹線技術の輸出を狙う日本と競合するライバルとして成長した。

26日付21CN.COMは単純な車両輸出から保守点検やアップグレードまでもセットにした「製品+サービス」という新たな輸出モデルが、国際市場開拓の切り札になったと分析し、中国の鉄道車両製造は「輸出の収穫期を迎えた」と評価した。

中国の高速鉄道が本格的にスタートしたのは2007年4月のこと。それからわずか3年で驚くべき進化を遂げている。北京・天津間高速鉄道を始め、営業時速350キロと世界最高速路線も続々と誕生。今後も北京・上海間高速鉄道などの建設が予定されており、「高速鉄道の時代」を迎えている。

急成長を続ける国内市場を背景としているだけに、中国のノウハウと技術蓄積は早く、さらに大量生産によるコストダウンも期待できる。さらにアルゼンチンでの受注がそうであるように、潤沢な資金を背景に発注国への開発融資もセットで提供するなど、国をあげての支援体制も整っている。

技術と運営経験に一日の長がある日本であっても、中国の勢いに苦戦を強いられている。(筆者:chinanews)

■中国在住経験を持つ翻訳者Chinanews氏は、ニュースサイト「Kinbricks now」「21世紀中国ニュース」を運営。ネットの流行から社会事情、事件、スポーツ、芸能など中国関連のトピックを幅広く紹介している。

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