ダイエットにいそしむ中国人、実はあまり太っていない―独メディア

Record China    2010年7月28日(水) 17時20分

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22日、数十年前には飢餓を耐え忍び、現在は肥満解消のダイエットで飢えている中国人だが、ダイエットに精を出す多くの中国人は実はそれほど太っていない、とドイツメディアが指摘した。写真はヨガをする中国人女性。

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2010年7月22日、フィナンシャル・タイムズ紙ドイツ語版は、数十年前には飢餓を耐え忍び、現在は肥満解消のダイエットで飢えている中国人だが、ダイエットに精を出す多くの中国人は実はそれほど太っていない、と指摘した。25日付で環球時報が伝えた。

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記事によると、多くの中国人のスリムな体になりたいという欲求が、関連企業を潤している。欧州のマーケットリサーチ機関の計算では、09年の中国のダイエット市場は10%の成長を記録、その規模は6億9000万ユーロ(約726億円)にもなる。さらに、向こう5年間は毎年5〜6%の速度で成長を続けることが見込まれている。

そのなかで、米国のダイエット関連企業と食品企業が手を組み、中国の巨大な市場を狙っている。しかし記事によると、ある企業が上海で行った試験調査でわかったのは、米国モデルをそっくりそのままアジア人にあてはめることはできないということだった。上海で募集した30名のダイエット希望者のうち、誰もおなかが出ていなかったからだ。実際、体重と身長から肥満度を算出するボディマス指数(BMI)だけをみると、半数以上が標準の範囲内だった。

「中国の状況はフランスと酷似している―あの国の“肥満”は他の国々では正常だ。」そう述べるのは米ダイエット最大手ウェイトウォッチャーズ社のデビッド・カーショフCEOだ。(翻訳・編集/津野尾)

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