<在日中国人のブログ>マナーがない中国の親たち=よい子を育てるために日本人に学べ

Record China    2010年7月23日(金) 14時21分

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21日、日本の子育てについて書かれた中国のブログ記事が注目を集めている。記事は中国人も日本人のマナーを見習うべきだと提言している。写真は都内の電車に張られた携帯電話使用禁止のステッカー。

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2010年7月21日、日本の子育てについて書かれた中国のブログ記事が注目を集めている。記事は子どもの教育には社会の環境が重要で、中国人も日本人のマナーを見習うべきだと提言している。以下はその抄訳。

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子どものためにいい環境をつくりたいと思うのは人の常。しかし社会という大環境に抵抗することは難しい。ただ思えば社会もまた各家庭という小さな環境でつくられていることを忘れてはならない。

横断歩道がない場所で子どもを連れて渡る親たち。子どもの命を軽んじているのではないかと言いたい。将来、子どもがマネして道路を渡り、交通事故に遭ったらどうするつもりなのか。私たちは子どもに社会のルールを守るように教えている。しかし自分の軽はずみな行為がそうした努力を無にするのだ。

朝、学校に子どもを送った。正門脇には先生方が育てた美しい花壇がある。私の目の前で2、3歳の娘を抱えた父親が手を伸ばして花壇の花を摘み取り、子どもに与えていた。それを見た娘は「ママ、私も欲しい」とねだりだした。花壇の花を勝手に盗ってはいけないとよく説明し、娘も理解したようだったが、「じゃあなんでさっきの子は欲しがっていたの?」と最後まで不思議そうだった。別の日には正門の前で、子どもにおしっこをさせているおばあさんを見かけ、あぜんとした。

残念ながらこうした行為をするのは私たち中国人だ。日本で暮らす中国人はテレビで中国経済の急成長が報じられるとなにか誇らしい気持ちになる一方で、劣等感も覚える。外国人の目には、中国は成金の国で礼儀のかけらもないと映っている。

日本ではどうだろうか。日本人の最も敬服すべき点は、いつも他人の立場になって考えること。自分のことは我慢しても人に迷惑をかけないようにする。例えば、日本ではバスの中で電話をかけてはいけない。ある時、バスに乗っているととても重要な電話がかかってきた。仕方なく小声で話していたが、娘は「ママ、ここは電話しちゃいけない場所なんだよ」と車内に張られているマークを指さした。私は後悔すると同時に喜んだ。まだ3歳の娘が、多くの大人ですら身に着けられていないマナーを知っていたのだから。

日本人は窮屈すぎると言うこともあるけれども、日本人のマナーには多くの点で学ぶべきものがある。思うにこうした忍耐はよい社会を作るために必要なものなのだ。私たち中国人は子どもの前で自らの行動を慎まなければならない。自分の子どもだけではなく、他人の子どもの前でも。そうして初めて子どもはより良く育っていくだろう。まさに「朱に交われば赤くなる」だ。(翻訳・編集/KT)

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