何でも世界遺産に登録したがるのは民族の自信に欠けた行為=歴史学教授が苦言―中国

Record China    2010年7月4日(日) 18時53分

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1日、中国の歴史学教授が、何でもむやみに世界文化遺産への登録申請をしたがる風潮に待ったをかけた。写真は09年に世界文化遺産に登録申請した少林寺のある河南省の嵩山(すうざん)歴史建築群。

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2010年7月1日、中国の歴史学教授が、何でもむやみに世界文化遺産への登録申請をしたがる風潮に待ったをかけた。羊城晩報が伝えた。

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広東省広州市で開かれた「中華文化の継承と発揚」をテーマとした中台学術フォーラムで、マカオ理工学院の譚世宝(タン・シーバオ)教授は「例えば孔子孫文の精神的な財産は、われわれ中国人が守り伝えていくもの。それを人類の共有の遺産にするべきではない」と説いた。同教授によれば、万里の長城から泰山まで、孔子から孫文まで、そして春節から端午の節句まで、あらゆるものを世界文化遺産にしてしまった(もしくは登録申請中)が、これはある意味、貴重な財産を自ら放棄しているようなもの。教授は「民族の自信に欠けた行為だ」と指摘した。

その上で、有形無形を問わず中国起源の文化財リストを自ら作成し、国家名義でそれらが中国人のものであることを世界に知らしめるべきだと強調した。(翻訳・編集/NN)

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