中国人はトヨタ問題で日本を侮るな、その工場管理能力は中国に10年の長―SP紙

Record China    2010年6月16日(水) 17時38分

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14日、シンガポール紙は、トヨタのリコール問題などで「メイド・イン・ジャパンの神話は終わった」と声高に叫ぶ中国のマスコミや専門家に反論する中国人ブロガーの記事を掲載した。写真は4月の北京モーターショーで「安全」をアピールしたトヨタ車。

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2010年6月14日、シンガポール華字紙・聯合早報(電子版)は、中国人ブロガーによる記事「日本人の仕事に対する姿勢を見習おう」を掲載した。トヨタのリコール問題などで「メイド・イン・ジャパンの神話は終わった」と声高に叫ぶ中国のマスコミや専門家に「無知とは恐ろしい」と反論している。以下はその内容。

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筆者は小さな会社の中間管理職だ。最近中国のマスコミでは「メイド・イン・ジャパンの神話崩壊」などがしきりに騒がれているが、現場の人間から言わせるとまだまだ甘い。中国が日本にどれくらい遅れているか。例えば技術的なことなら具体的に何年と言えるかも知れないが、仕事に対する責任感や真面目な姿勢は「何年」どころではない。筆者は民族性の違いを痛感させられたところだ。

電子機器を製造しているわが社に日本から監査員がやって来た。朝は8時には出勤、帰るのは夜中の12時過ぎという激務だ。年齢は50〜60歳位だが、疲れた様子は見せない。監査に同行する我々は疲れたら交代すれば良いが、彼はそうはいかない。だが、食事や休憩時間以外に座ってお茶を飲む姿などは全く見られなかった。チェックの仕方も細かく丁寧。今までデルやアップルなどの監査も入ったが、これほどじっくり見るのはこの日本人が初めてだ。

日本人は「5S」が徹底されていない工場からは良い製品は生まれないと考えている。この監査員の仕事ぶりを目の当たりにして思ったのは、技術面はさておき、管理面では少なくとも中国は日本に10年以上の遅れをとっているということ。中国企業は、今は発展の波に乗っているが、ずさんな管理を続ければこの勢いは長くは続かないだろう。それどころか、日本企業のライバルを名乗る資格すらないように思う。

中国人も大きなスローガンばかり掲げていないで、まずは毎日の仕事を真面目にコツコツとこなすべきではないか。中国の反日青年諸君は「日本人なんかに学べるか」と反感を覚えるかも知れないが、日本人より良い暮らしがしたければ、まずは日本人以上に汗を流して働くことが必要だと思う。(翻訳・編集/NN)

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