「台湾版スーザン・ボイル」はおかっぱ頭の太っちょ青年!プロデビューも決定―台湾

Record China    2010年5月8日(土) 10時40分

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6日、その類まれなる歌唱力や、歌声とかけ離れた風貌から、地元・台湾をはじめ世界中で話題となっている24歳の青年リン・ユーチュンさんが、プロ歌手としてデビューすることが決定した。写真左がリンさん。

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2010年5月6日、その類まれなる歌唱力や、歌声とかけ離れた風貌から、地元・台湾をはじめ世界中で話題となっている24歳の青年リン・ユーチュン(林育群)さんが、プロ歌手としてデビューすることが決定した。出演したオーディション番組の模様を収録した動画がインターネットで注目されて人気に火がつき、今や各国のメディアに引っ張りだこの状態だ。台湾・中国時報の報道を中国新聞社が伝えた。

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月給はわずか1万5000台湾ドル(約4万3000円)、楽器店で働くフリーターの青年が先月、突如、時の人となる。台湾の人気オーディション番組「スーパースター・アベニュー(超級星光大道)」に出演したユーチュンさんの歌声に、台湾中の視聴者が驚いた。特に、4月2日の勝ち抜き2回戦で歌ったホイットニー・ヒューストンの大ヒット曲「オールウェイズ・ラブ・ユー」に注目が集まり、動画サイトのYouTubeにこれが掲載されると、またたく間に世界中の話題をさらい、「第2のスーザン・ボイル」と報じられる。件の番組では、翌週に惜しくも落選してしまうのだが、これを契機に各国から取材が殺到。連日のように彼の動向が報じられている。

その人気の秘密は、美しい歌声はもちろんのこと、「小胖(デブちゃん)」との愛称で呼ばれるオトボケな容姿や物おじしない明るさ、抜群のユーモアセンスなど、多面的な魅力だろう。米国のTV番組に出演した際には、意外と流暢な英語を交えつつ「朝起きたら、ネット中が僕の動画だらけ!」と有名人になった感想を語って笑いを誘ったほか、「アメリカって食べ物の量が多くていいですよね!注文したものが食べきれないくらいで…」と喜色満面で話し、「ハンバーガー!ハーゲンダッツ!」と連呼するなど、とにかくお茶目なキャラクターなのである。

ちなみに歌声は高音域で、やや女性的。しかし、か細い声質ではなく、かっぷくのいい黒人女性を思わせるソウルフルなムードが濃厚。これに目をつけたのがソニーで、今月13日には、ユーチュンさんは同社とレコード契約を交わすこととなった。ユーチュンさんは幼少から歌が得意で歌唱コンテストの常連だったが、父親から「まともな職業に就きなさい」と言われ、一度は歌手への道を断念。本人も驚く意外な早さで夢を実現することとなり、台湾中の視線が彼に注がれている。(翻訳・編集/愛玉)

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