「授業中に居眠り」の高校生、本当に日本の方が中国より多いのか?―中国紙

Record China    2010年4月15日(木) 12時37分

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13日、日本青少年研究所などが日米中韓4か国の高校生を対象に行った調査で、「授業中の居眠り」は日本が最多の45%に上ったが中国はわずか4.7%だったという結果に対し、中国紙は「信憑性が薄い」と疑問を呈した。写真は北京の高校生。

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2010年4月13日、中国紙・中国青年報は、日本青少年研究所などが日米中韓4か国の高校生を対象に行った調査で、「授業中の居眠り」は日本が最多の45%に上ったが中国はわずか4.7%だったという結果に対し、「信憑性が薄い」と疑問を呈した。

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調査結果については、日本の各紙とも「中国人学生の学習意欲の高さの表れ」だと報じたが、同紙は「単に本当のことを答えていないだけ」だと指摘。電話やアンケート用紙の質問を前に、大多数が模範回答を答えたに過ぎないと一蹴した。記事は、日本の高校生がありのままを答える背景には社会や文化・家庭環境・教育体制などが作用していると訴える。

週刊紙・南方週末は「ウソだらけの作文」と題した記事で、中国人が初めてウソを覚えるのは作文だと指摘。中国の子供は小さい頃から、ありもしない作り話や綺麗事を並べ、作文を書くのが得意だと皮肉った。それに比べ、日本の子供は事実をありのままに書く。なぜなら、日本の親は小さい頃から「ウソはいけないこと」だと教え込むからだ。例えば3〜4歳の子が家の花瓶を割った時、その事実をきちんと告白すれば重い罰を受けないばかりか、「本当のことが言えて偉い」と褒められる。一方、中国の親は我が子に「美しい世界」を与えたがり、そのためのウソなら一向に構わないと思っている。

日本では子供が「大きくなったらパン屋さんになりたい」と言っても、親は賛成だと言いながらうなずいてくれるだろう。だが、中国ではもっと壮大な夢を語らなければ、親や教師から怒られる。自らの意思に関係なく、常に「模範回答」が求められるのだ。今回のように無記名のアンケートでも大多数が本当のことを言わなかったとしても、何ら不思議ではないだろう。(翻訳・編集/NN)

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