<在日中国人のブログ>日本式の「男は外、女は内」、良い面と悪い面とは?

Record China    2010年4月9日(金) 21時41分

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6日、孔子の第75代直系子孫で日中関係評論家の孔健氏は、「『男は外、女は内』の良い面と悪い面」と題した記事を中国のブログサイトに発表した。写真は「家事サイコロ」で家事分担を決める中国の若い夫婦。

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2010年4月6日、孔子の第75代直系子孫で日中関係評論家の孔健(こう・けん)氏は、「『男は外、女は内』の良い面と悪い面」と題した記事を中国のブログサイトに発表した。以下はその概略。

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日本では昔から「男は外で働き、女は家を守る」というスタイルが定着している。とても効率が良く理想的だと思うのだが、良い面があれば悪い面もある。良い面は(1)夫の世話が万全にできる(2)子供の宿題を見てあげられる(3)家を清潔で快適に保つことができる(4)妻がPTA活動に励むことができる(5)妻がボランティア活動をすることもできる(6)妻がお茶やお花などの習い事をして教養を高めることができる―。主婦の仕事を給与換算すると月収30万円にもなるそうだ。そこらのOLの給与を超えている。

一方の悪い面は(1)社会的圧力が男性だけに集中する(2)男性は身を粉にして働かなければならない=残業は当たり前(3)男性は仕事の憂さ晴らしが必須となる=アフター5は仲間と飲みに(4)男性の浮気願望が強くなる(5)家庭は寝に帰るだけの場所に=セックスレスとなり夫婦の愛も冷めてくる(6)妻が家計を握るため、男性が退職した途端、離婚を迫られるケースもよくある―。子供にとって父親は「会社の所有物」で、寝に帰って来るだけの存在。これが母と子の密着を強め、マザコンを生む温床となっている。

共働きが当たり前の中国人はこうした日本式の家庭モデルを冷やかな目で見ている。女性も「専業主婦なんてとんでもない」という考えだ。だが、中国も経済発展とともに「男は外、女は内」というスタイルが理想になるに違いない。もちろん私は女性が外で働くことを反対している訳ではない。その辺は女性の皆さんに誤解しないで頂きたい。(翻訳・編集/NN)

●孔健(こう・けん)

孔子の直系第75代目の子孫で、孔子研究家、日中関係評論家。山東大学日本語学科を卒業、1985年に来日。96年、チャイニーズドラゴン新聞を創刊。NPO法人日中経済貿易促進協会理事長などさまざまな日中関連の機関で代表を務める。「日本人は永遠に中国人を理解できない」「日本との戦争は避けられない」など著書多数。

※本記事は筆者の承諾を得て掲載したものです。

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