<レコチャ広場>なぜ中国人はチップが嫌い?倹約とケチのあいだ―米国

Record China    2010年4月7日(水) 17時22分

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今や世界各地に進出している中国人。必然的にさまざまな文化摩擦を体験している。その一つがチップの風習。そうした習慣がない中国人はとまどうことも多いようだ。写真は米国。

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今や世界各地に進出している中国人。必然的にさまざまな文化摩擦を体験している。その一つがチップの風習。そうした習慣がない中国人はとまどうことも多いようだ。2010年4月、鳳凰ブログのあるエントリーは、この問題を考察している。以下はその抄訳。

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夫の両親がわたしたちを訪ねて米国に来てから半年。環境や言葉、住環境の不慣れなど心配していた問題はなかった。ただ一つ、両親がどうしても納得できないのがチップの問題。なぜチップを支払わないといけないのか、いつまでたってもぶつぶつと文句を言っている。思えば、米国で働く友人たちはみな、チップの支払いが最も渋いのは中国人だと口をそろえる。

その理由を考えてみた。第一に文化の違い。ウェイトレスなどのサービス業が尊重されない中国と違い、米国ではすべての仕事が平等だ。サービス業ではチップは主な収入源となる。以前にはチップの収入が非課税だったこともあり、こうした仕事はむしろ人気があるほどだった。

第二に習慣の違い。例えば中国のレストランでは料理代を支払えばそれで終わり。米国の習慣に慣れなくても仕方がないところだろうか。第三に中国人のケチさが上げられる。長い間、経済的に苦しかった中国人は、大きく発展した今も節約好きだ。世界経済危機で中国の打撃が最も少なかったのも、その性分が幸いしたのだ。

ただし、節約好きは単にいいことだけとは限らない。自分のお金を節約するならばともかく、与えてもらうばかりで、与えることがないのでは問題だ。私個人としては、節約したいのならば自分で料理を作る。外食ならば必ずチップを払うようにしている。お金を稼ぐ大変さを知っているならば、他人の苦しみも知るべきだ。もし誰もが中国人のようなケチになったとしたら、みんなどうやってお金を稼げばいいのだろうか。(翻訳・編集/KT)

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