中国撤退表明の米ドメイン登録大手、実は無認可の違法営業だった?!―中国紙

Record China    2010年3月26日(金) 11時50分

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24日、ドメイン名提供サービス最大手・米ゴーダディー社が中国の「CN」ドメイン登録サービスから撤退すると発表した。写真はゴーダディー社ウェブサイト。

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2010年3月24日、ドメイン名(インターネット上の住所に相当)提供サービス最大手・米ゴーダディー社が中国の「CN」ドメイン登録サービスから撤退すると発表した。25日、環球時報が伝えた。

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24日、米議会特別委員会に出席したゴーダディー社のクリスティーヌ・ジョーンズ上席副社長は、昨年12月以来、ドメイン登録にあたり利用者の顔写真や署名などの書類を中国当局に提出することが義務づけられたと明かした。クライアントの安全と中国の政策がネットの自由に与える萎縮効果を考え、業務撤退を決断したという。ただし現在、CNドメインを保有する顧客へのサービスは継続する。

毎日経済新聞によると、昨年、中国でアダルトサイト摘発キャンペーンが実施された際、ゴーダディー社は簡単な手続きで海外ドメインを取得できるとの販促活動を展開した。また昨年5月、CNドメインなどの提供機関72社を中国工業情報化部が認可したが、その中にゴーダディー社は含まれていない。

こうしたゴーダディー社の活動は明らかに違法行為だとドメイン登録の専門家・瀋陽(シェン・ヤン)氏は指摘する。「違法なドメイン登録により処罰を受ける初の企業になる可能性がある」と予想している。(翻訳・編集/KT)

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