世界の武器貿易、増加の一途=経済不況に関係なし―国際平和研究機関

Record China    2010年3月17日(水) 7時22分

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15日、ストックホルム国際平和研究所(SIPRI)がこのほど発表したレポートによると、最近5年間の武器貿易額は世界的な経済不況の影響を受けず増加する一方だという。写真は09年7月、中露合同軍事演習。

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2010年3月15日、ストックホルム国際平和研究所(SIPRI)がこのほど発表したレポートによると、最近5年間の武器貿易額は世界的な経済不況の影響を受けず増加する一方だという。中国新聞社が伝えた。

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同レポートによると、過去5年間の世界の武器貿易額は、その前の5年間と比較して22%増加した。特に南米大陸と東南アジア地域での伸びが著しく、南米大陸では09年の武器貿易額が150%の伸びを示している。

同研究所のマーク・ブロムリー研究員は「南米では悪質な武器購入競争が発生している」と指摘し、「より一層透明な貿易制度を早急に確立し、相互間の信頼を増すことで緊張の高まる情勢を緩和する必要がある」と主張する。

同レポートでは、一部の国がデータを公表していないため、具体的な武器貿易額は明らかではないが、「世界最大の武器輸出国は米国で、世界の武器貿易額の約30%を占めている」としている。(翻訳・編集/HA)

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