米中貿易摩擦は避けられない=米国の景気低迷、失業率高が背景に―米華字紙

Record China    2010年2月17日(水) 9時55分

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2010年2月13日、米華字紙・世界日報は記事「米中貿易摩擦は避けられない」を掲載した。米国の景気、失業率が回復するまでは貿易摩擦は続くと予想している。写真は江蘇省の養鶏場。中国は米国産鶏肉に対して反ダンピング課税を決定した。

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2010年2月13日、米華字紙・世界日報は記事「米中貿易摩擦は避けられない」を掲載した。14日、香港・中国評論通訊社が伝えた。

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世界経済は徐々に金融危機の影響から抜け出しつつあるが、国際的な貿易摩擦は収まる気配を見せない。特に米中両国の対立は今後も続くものとみられる。歴史的に振り返ると、保護主義や貿易摩擦は経済状況と密接に関連している。

昨年9月から今年1月6日までに、反ダンピング課税など米中間の貿易摩擦案件は計10件を数えた。うち米国によるものが7件、中国によるものが3件。中国は従来、他国の保護主義的な動きにはただちに反撃するのが通例だった。ところが今回はその動きが鈍っており、また米国7件に対し中国は3件という件数からも明らかなように、報復措置をとらないケースすらある。その背景には8%成長達成という中国の経済状況が見て取れる。

米中の貿易摩擦はいつ鎮静化するのか。答えはやはり経済状況次第と言える。中国とは異なり、米国は失業率が高止まりしており、今後も中国を対象とした保護主義的な動きが強まるものと予想される。(翻訳・編集/KT)

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