映画「アバター」現象が鳴らす警告、民族文化を守り「侵食」を回避せよ!―中国紙

Record China    2010年2月5日(金) 17時44分

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3日、中国紙は、映画市場の興行成績トップ3をハリウッド映画が占める現状に警鐘を鳴らし、国産映画の保護を訴えた。写真は映画「アバター」のスチール写真。

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2010年2月3日、中国紙・環球時報は、映画市場の興行成績トップ3をハリウッド映画が占める現状に警鐘を鳴らし、民族文化を守る自覚を呼びかけながら国産映画の保護を訴えた。

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記事によると、米国でも1905年当時は欧州映画が市場をほぼ独占。これに対し、映画会社が結束して欧州映画の退廃性と米映画の健全性を訴え、大統領までもが「国産映画の保護」を呼び掛けた。ところが、中国では同様の動きが全く見られない。そればかりか、「アバター」(2D版)を打ち切り、国産映画「孔子」に切り替わったことに不満の声を上げたネットユーザーも少なくなかった。

記事は、米中映画の違いや作品の質に対する議論は二の次だとした上で、最も重大な問題はこれほど多くの中国人が民族文化を守る自覚に欠けていることだと指摘。映画はその国の文化を侵食するほどの力がある、決して軽視してはならないと警告した。

その上で、中国ほどハリウッド映画をのさばらせている国はないと指摘。「アバター」を擁護し、「孔子」を罵る人々に対し、「知らないうちにワナにはまったこと、米国文化に侵食されていることに気付いていないのか?」と訴えた。(翻訳・編集/NN)

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