<在日中国人のブログ>トヨタのリコール問題、中国は自らの戒めにせよ

Record China    2010年2月3日(水) 15時39分

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1日、華字紙・日本新華僑報の蒋豊編集長は「トヨタのリコール問題が中国に与えた啓示」と題した記事を中国のブログサイトに発表した。写真は08年5月、江蘇省南京市の自動車展示販売センターでひときわ高い人気を誇るトヨタ車。

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2010年2月1日、華字紙・日本新華僑報の蒋豊(ジアン・フォン)編集長は「トヨタのリコール問題が中国に与えた啓示」と題した記事を中国のブログサイトに発表した。以下はその概略。

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米国、カナダ、中国、欧州など世界各地に及んだトヨタのリコール問題は、高い品質と安全性を誇った「トヨタ神話」を揺るがしかねない事態を招いている。品質面であれほど高い評価を得ていたトヨタが、なぜこのような問題を起こしてしまったのか?

トヨタは近年、生産コストを下げるため、部品の調達や車体の組み立てのほとんどを海外で行ってきた。だが、それに伴い、品質管理の難易度も上昇。トヨタを含む日本の自動車メーカー全体に言えることだが、「品質維持とコスト削減」という矛盾が大きな難題となっていた。

この問題について、日本経済新聞は日本車の「品質神話」が岐路に立たされていると報じた。読売新聞は信頼回復が急務だと指摘。日本車の「安全と品質」に対する信頼を取り戻さなければ、日本経済はさらに深刻な事態に陥ることになると強調した。毎日新聞はトヨタのリコール問題を危機管理の教訓とすべきだと論じた。

日本メディアの分析は中国に深い啓示を与えている。「世界の工場」である中国が「メイド・イン・チャイナ」を世界に送り出す際も、最も重視すべきは「品質」である。「メイド・イン・チャイナ」はトヨタのリコール問題を自らへの戒めとしなければならないだろう。(翻訳・編集/NN)

●蒋豊(ジアン・フォン)

25年以上にわたってメディアの仕事に携わる。99年創刊で年間発行部数324万部を誇る日本の中国語紙・日本新華僑報編集長。

※本記事は筆者の承諾を得て掲載したものです。

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