中国版生類憐みの令?「反動物虐待法」を起草、犬と猫を食べれば逮捕か―中国

Record China    2010年1月26日(火) 16時3分

拡大

26日、中国「反動物虐待法案」に犬と猫の食用を禁止する文言が入れられたことが、このほど明らかになった。写真は湖北省武漢市で行われた犬と猫の食用に反対するデモ。

(1 / 8 枚)

2010年1月26日、重慶晩報によると、中国「反動物虐待法案」に犬と猫の食用を禁止する文言が入れられたことが、このほど明らかになった。同法によれば、違法に犬或いは猫を食するか、販売した個人は5000元(約6万6000円)以下の罰金と15日以下の拘留に処せられ、企業や組織の場合は1万元以上50万元(約660万円)以下の罰金に処せられるという。

その他の写真

同記事によると、中国で初めてとなる「動物保護法」の制定をめぐって関係者の間で議論が行われていたが、多くの市民から「動物保護」の概念に疑問を投げかける声が相次いだため、これを「反動物虐待法」と改め4月に同法案を提出することになった。同法案の起草責任者・社会科学院法律研究所の常紀文(チャン・ジーウェン)教授によると、起草前に4か月間、広く意見を求めたところ、300通以上のメールと400本以上の電話が寄せられ、中には人間の権利と福祉が保障されていないのに動物の権利などばかげている、といった意見もあったという。

同法案によれば、動物への虐待とは、故意に残酷な手段又は方法によって動物に本来必要ない苦痛を与えるか傷つけ、或いは死に至らしめることと定義される。同法は、野生動物、食用など経済動物、ペット動物などに区分して、動物医療、動物の輸送や屠殺における虐待をそれぞれ禁じ、罰則を定めている。(翻訳・編集/津野尾)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携