<旧正月>今後10年は切符入手難解決は無理、実名制で緩和図る―香港紙

Record China    2010年1月26日(火) 16時26分

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21日、今年の春節(旧正月)の鉄道利用者数は、前年比9.5%の増加が予測されている。切符の実名購入制度など、切符入手難軽減策も打ち出された。写真は上海駅。

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2010年1月21日、春節(中国の旧正月)が間近に迫るなか、香港英字紙・サウスチャイナ・モーニング・ポストは、今年も世界最大の民族大移動の季節がやってきたと報じた。中国鉄道部によると、今年の春節の鉄道利用者数は前年比で9.5%増が見込まれているという。22日付で環球時報が伝えた。

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記事によると、春節(今年は2月14日)は中国で最も重要な祝日で、出稼ぎ労働者を含む多くの人々にとって、家族団らんの唯一の機会にもなっているという。しかし毎年、この季節は切符入手が極めて困難で、鉄道部関係者による不正行為も問題になっている。

この問題について中国鉄道部の政治部主任、高暁兵(ガオ・シャオビン)氏は、「輸送能力の不足については、今後10年間は解決を期待できない」と述べ、チケットの入手困難な状況が今後も続くことを示唆した。高主任は、2020年には中国国内の鉄道総延長距離が需要にほぼ追いつく見通しを示し、それに伴って切符入手困難の問題も解決すると説明する。

一方、当局は今年、春節前後の切符入手難を解決する試験的な方法として、一部の駅と列車で実名購入制度を導入する。切符の購入や予約の際に身分証明書の提示を求め、切符に乗車予定者の身分証明者番号や氏名を記載、乗車時にそれをチェックする仕組みだ。切符買占めや転売の防止により一般客による購入難の緩和を狙う。(翻訳・編集/HA)

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