2010年1月8日、新華社通信（電子版）は、世界的な大不況にもかかわらず中国の映画産業は記録的な成長を示していると報じた。

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中国国家広播電影電視総局電影局（国家の映画産業統括部門）の童剛（トン・ガン）局長によると、09年に制作された映画（ドキュメンタリーや記録フィルムを除く）は456本で、08年比50本増。興行収入総額は62億600万元（約868億5600万円）で、前年比42．96％の増加を記録した。また、国産映画の興行成績も好調で興行収入総額の56．6％を占めており、7年連続で外国映画の興行収入を上回った。

映画産業全体の収益は106億6500万元（約1443億円）を記録、前年比26．4％の伸びを示した。童局長はさらに、昨年1年間に全国の主な都市で新設された映画館は142館で、新設されたスクリーン数は626、これにより中国の映画館の全スクリーン数は4723となったと発表した。09年、1日平均1．7面のスクリーンが増加した計算になる。

同時に映画上映のデジタル化も進んでおり、09年に新設された映画館のうち80％にあたる約500スクリーン以上がデジタル上映対応となっており、完全デジタル化の映画館も登場しているという。（翻訳・編集/本郷）