<国際情勢白書>日本の「総合国力」はなぜ中国より順位が5つも上なのか?―華字紙

Record China    2010年1月8日(金) 8時55分

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5日、日本の華字紙は「日本の総合国力はなぜ中国より順位が5つも上なのか?」と題した記事で、昨年末に中国社会科学院が発表した「国際情勢黄皮書」の結果について論じた。写真は受験勉強に励む広西チワン族自治区柳州市融水ミャオ族自治県の高校生。

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2010年1月5日、日本の華字紙・日本新華僑報は「日本の総合国力はなぜ中国より順位が5つも上なのか?」と題した記事で、昨年末に中国社会科学院が発表した「国際情勢黄皮書」の結果について論じた。

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「国際情勢黄皮書」(=白書に相当)は世界11か国の総合国力を比較・分析したもので、領土、自然資源、人口、経済、軍事、科学技術、社会発展、持続可能性、安全と国内政治、国際貢献が評価対象とされている。総合国力の順位は、米国、日本、ドイツ、カナダ、フランス、ロシア、中国、英国、インド、イタリア、ブラジルの順だった。

中国は国内総生産(GDP)で世界第2位の日本を追い抜くのは確実とされ、米国との「G2」構想まで浮上する中、日本より順位が5つも下だった。記事によれば、韓国が昨年発表した同様の白書では、1位が米国、2位が中国だったが、記事は「これは完全な統計ではない」と釘を刺した上で、中国が自ら下した判断について「浮かれている中国人に現実を突きつけ、更なる努力が必要であることを知らしめたもの」と評価した。

「黄皮書」は中国が他国と比べ最も優位な点は「人口の多さ」だとしているが、記事は、これが国民の素養や生活レベルの高さと結びつくものではないと指摘。中国は軍事力で2位と上位を獲得したものの、他の各分野は諸外国と比べかなり遅れていることが、総合国力7位という結果に終わった原因だと分析した。

それに比べ、資源が少なく国土も狭い日本が総合国力2位につけたことは、容易なことではないと評価。領土、自然資源、人口、軍事力では順位が低かったものの、他の分野は突出していることが総合国力で上位に食い込んだ理由だと指摘、中国の優位は「先天的」なものだが、日本の優位は「後天的な努力によるもの」だと比較した。(翻訳・編集/NN)

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