2009年12月、レコードチャイナのライターによる個人ブログ「21世紀中国ニュース」は、中国で日本の紅白歌合戦が話題になっていると紹介した。2人の「大物」女性歌手の登場が特に目を引いているようだ。

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以下は同ブログから。

60回という節目を迎えた日本の紅白歌合戦。ジャパンカルチャーに興味を抱く中国人の間でも話題となっているようだ。NHKの海外放送が視聴できる場所は限られているが、そこは海賊版天国の中国。インターネットテレビを使ったリアルタイムでの視聴やP2Pソフトを利用した動画ファイルのダウンロードをする人が多い。

さて5年連続の白組勝利で終わった紅白だが、中国では「大物」歌手2人が参加した紅組に注目が集まった。まず1人目の大物はスーザン・ボイル。2009年、英オーディション番組「ブリテンズ・ゴット・タレント」に出演し、一躍世界的なスターとなった。11月に発売されたCDも世界で好調なセールスを収めている。2009年12月25日付の中国新聞網は「スーザン・ボイルの力を借りて、NHKは低迷が続く紅白の視聴率奪回を目指している」と報じた。

そしてもう1人の「大物」歌手は日本でも紅白の目玉と言って過言ではない小林幸子。今年のステージには高さ5メートル80センチ、重さ3トンという巨大な「分身」が登場し、その掌の上で歌うという演出を見せた。2009年12月31日付新浪網は、「（30日のリハーサルで）人造幸子が登場した瞬間、会場中が爆笑の渦に包まれた」と報じている。（筆者：chinanews）

■「21世紀中国ニュース」は中国在住経験を持つ翻訳者によるブログ。サッカーなど中国のスポーツから社会事情、事件、流行など幅広く紹介している。FC2ブログに掲載。