中国本土の妊婦「香港で出産」が増加、戸籍などの問題も―米紙

Record China    2009年12月23日(水) 19時0分

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20日、米紙は中国本土の妊婦が香港の産科病院で出産するケースが増加していると報じた。09年1〜6月に香港で生まれた子供100人のうち母親44人が本土から来た人だという。写真は福建省の病院が掲載した「香港出産」の広告。

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2009年12月20日、米紙ワシントン・ポストは、中国本土の妊婦が香港の産科病院で出産するケースが増加していると報じた。しかし、ある女性は9月に香港の病院で男の子を出産したが、中国政府にとってこの男の子は「存在していない」ことになっているという。21日付で環球時報が伝えた。

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香港で出産する人が増えているのは、香港の医療機関が高い技術を持ち、海外で教育を受けた医師や看護師が多いということもあるが、香港で出産すれば「一人っ子政策」の制限を受けず、生まれた子供は香港の永住権を持つことになるからだ。また、香港で生活すれば、現地で無料の高い教育や医療を受けることができるほか、多くの国にノービザで行けるようになる。

香港政府によれば、2009年1〜6月に香港で生まれた子供100人のうち44人が中国本土から来た母親だという。2002年当時は100人あたり18人だったが、ちょうどこのころから中国本土と香港を比較的自由に行き来できるようになり、香港で出産する人は増加の一途をたどった。

しかし、香港政府は10月ついに、「香港の妊婦の出産環境を確保するため」として一時滞在中の中国人が香港の公共医療機関を予約することを一時的に禁止する措置に出た。しかし私立病院はこの規制の対象ではなく、今後も香港で出産しようとする本土女性は増える見通しだという。(翻訳・編集/岡田)

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