なぜ中国は流出文化財の「追跡調査」するの?国民へのポーズに過ぎないのでは―米紙

Record China    2009年12月20日(日) 16時46分

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16日、米紙は、中国が円明園から略奪され流出した文化財を追跡するため、米国内の多数の美術館を訪問していることについて、「中国国民へのポーズになる以外には価値のある結果を得られない」と指摘した。写真は円明園。

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2009年12月16日、米紙ニューヨーク・タイムズは、中国・円明園管理所が150年前に円明園から略奪され流出した文化財を追跡するため、米国内の多数の美術館を訪問していることについて、「こうした行動は、最終的に中国国民へのポーズになる以外には価値のある結果を得られない」と断言した。18日付で中国新聞社が伝えた。

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記事によると、円明園管理所は最近2週間、流出した文化財の行方を確認するため、米国内の多数の美術館を訪問している。円明園側は「追跡であって、奪回ではない」と強調しているが、美術館側の危惧を拭い去れないでいるという。

記事は、中国は最近の急速な経済発展によって強大な国力を持ったことにより、海外の文化機関に対し実情に合わない要求をし、「恐れ」を与えていると指摘。こうした状況について、米デューク大学で中国の研究に携わるある教授は「中国は、ステロイドを服用しすぎて身体が急に大きくなり、自分でコントロールができないことに気が付いた少年のようだ。西側から見れば、中国は怪獣のようなものだ」と形容している。

記事は「こうした行動は、最終的に中国国民へのポーズになる以外には価値のある結果を得られない」と断言。また、米紙ウォールストリート・ジャーナルは11月24日付で記事を掲載し、「この計画は、いわゆる『中国人は善、外国人は悪』を証明するという政治目的に基づく行動である。『中国が文化財を奪回する権利を有する』という表明に根拠は無い」と批判している。(翻訳・編集/HA)

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