ライバルの日本製に及ばず?中国製ジェット機、外国での評価獲得に課題―海外メディア

Record China    2009年12月7日(月) 3時11分

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4日、マレーシア紙はこのほど、中国が独自開発したターボファンエンジン搭載のローカル線用ジェット機「ARJ21」の現状について紹介した。写真は09年9月、「ARJ21−700」の初飛行テスト。

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2009年12月4日、環球時報によると、マレーシア紙マレーシアン・インサイダー(The Malaysian Insider)は3日、「中国製ジェット旅客機、市場占有率に照準」と題した記事を掲載し、中国が独自開発したターボファンエンジン搭載のローカル線用ジェット機「ARJ21」の現状について紹介した。

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記事によると、中国は自主開発したARJ21によって、エアバス社やボーイング社の牙城に切り込もうとしているという。しかし、現状でのARJ21の注文は、ほとんど中国国内の航空会社に限られており、専門家は「中国製ジェット機を購入する航空会社があるか否かを先に確認すべき」と手厳しい意見を述べる。あるアナリストは「中国製ジェット機は、エアバス社やボーイング社のジェット機を買えない国のニーズを求める以外に無い。航空業界は中国製ジェット機が最新の技術を採用し、航空会社のニーズを満足させるものか否かまだ確信を持てていない」と分析している。

一方、ARJ21のライバルと見られる日本・三菱重工業の小型ジェット機「MRJ」は、日本国内だけでなく、すでに米国の地域航空会社から総額約40億ドルの受注に成功している。中国国内には「初めから海外市場に参入する必要はなく、国内航空会社のエアバス社やボーイング社に対する依頼度を引き下げることを目標にすれば良い」との声はあるものの、中国政府関係者は「海外市場で一定のシェアを獲得し、まだ相当な時間が必要になるだろうが最終的には先行する2社に追いつきたい」と期待を膨らませている。(翻訳・編集/HA)

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