2009年11月29日、香港で広深港高速鉄道建設反対デモが起きた。市民数千人が繁華街で建設中止を訴えた。ボイスオブアメリカ中国語版サイトが伝えた。

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広深港高速鉄道は広州市から深セン市を経由して香港とを結ぶ高速鉄道。完成すれば、従来1時間半以上かかっていた広州・香港間の鉄道移動が約半分に短縮される。また完成した暁には広州以遠の他都市からの直通列車運行も予定されている。

この広深港高速鉄道の建設に反対運動が起きているのは、1）建設には670億香港ドル（約7500億円）もの巨額の財政支出が必要になる、2）香港域内の路線長はわずか26キロ、世界一建設費が高い路線となる、3）財政支出だけではなく、沿線の立ち退きが必要になる―などの理由から。これに対し、香港政府の広深港高速鉄道担当者は中国本土の急成長から取り残されないためには高速鉄道がどうしても必要になると話している。（翻訳・編集/KT）