<続報>今年最大の炭鉱爆発事故「原因は業務上過失」、賠償金支払いも決定―黒龍江省鶴崗市

Record China    2009年11月24日(火) 11時10分

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24日、中国東北部・黒龍江省鶴崗市郊外の炭鉱で21日に発生した大規模なガス爆発事故について、中国国家安全生産監督管理総局局長が、「事故原因は業務上過失」と明言した。今年最大規模の炭鉱事故はこれまでに104人の犠牲者を出している。写真は救命隊員。

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2009年11月24日、中国東北部・黒龍江省鶴崗市郊外の炭鉱で21日に発生した大規模なガス爆発事故について、中国国家安全生産監督管理総局の駱琳明(ルオ・リンミン)局長は、「事故原因は業務上過失」と明言した。今年最大規模の炭鉱事故はこれまでに104人の犠牲者を出し、24日早朝の報道時点では、坑内に現在も4人が生き埋めとなっている。中国広播網の報道。

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事故は黒龍江省鶴崗市から10kmにある龍煤集団新興炭鉱で、21日午前2時30分(現地時間)に発生した。地下500m付近でガスの突出が発生し、作業員らは避難を開始したものの、逃げ遅れた528人が爆発の被害に遭った。現時点で104人が死亡、4人が不明と報告されており、救援活動と原因究明作業はまだ続いている。

詳しい事故原因はいまだ不明だが、中国国家安全生産監督管理総局の駱琳明局長は、「これは単純な“天災”とは言えない。坑内の通気やガス漏れ防止設備の設置が不適切で、明らかな業務上過失事故と言える」と、事故が人為的な原因によるものであることを示した。

また、新華社の報道によると、犠牲者や遺族に対する賠償金の金額がすでに提示された。中華全国総労働組合をはじめ、各労組によって総額160万元(約2080万円)の賠償金が準備されている。個々に支払う金額については現在交渉中とのこと。新興炭鉱側からも規定に応じた保険金が支給される。新興炭鉱は国有企業で、年間生産量は140万トン、日中は1000人、夜間は500人が作業に従事している。(翻訳・編集/愛玉)

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