2009年11月18日、「製作費に困ったら中国に行く」などと発言し、中国で反感を呼んでいる韓国人女優チャン・ナラ。公式ブログ上やネット動画で謝罪を行ったものの、騒動は収まる気配を見せないため、中国へ直接出向き、再度謝罪を行うと伝えられた。

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ここ数年は主に中国で活動しているため、中国国内では韓国人女優の中で特に知名度の高いチャン・ナラ。本国・韓国では今年、6年ぶりに映画界に復帰し「空と海」に出演したが、作品は大コケで、上映10日で打ち切りとなった。

そんな彼女にとって中国マーケットは大事な“仕事場”のはず。このほど出演した韓国のトーク番組では、「製作費に困ったら、中国に行って稼ぐの」と発言した。これを「中国人に対する侮蔑」と受け取ったファンの間で、大騒動となっている。

チャン・ナラの中国での個人事務所は今月12日、彼女の公式ブログ上で謝罪文を発表。「中国国民とファンに謝罪したい」「問題の発言は、テレビ局がナラの言葉に勝手に字幕をつけ、さらに製作過程で大げさな表現に変えられた」「ナラ自身は、中国を第二の故郷と思っている」と必死の弁明を行ったが、「どうせ中国市場を失いたくないだけで、本心ではないんだろう」とさらに反感を買う展開に。

なお、チャン・ナラの父親で俳優のチュ・ホソン氏もこの件について補足した。「あの日の番組出演は、最新作『空と海』のPRが目的だった。また、番組がバラエティだったということもあったことも絡め、冗談めかして『作品(「空と海」)の製作費を確保するために中国へ行った』と発言しただけ。お金に困る度に中国で稼ぐという意味ではない」とした。また、今月25日には彼女自身が上海へ赴き、公開謝罪を行うという。(翻訳・編集/愛玉)